2012年5月3日木曜日

デザイン科の高校&就職について質問です。

デザイン科の高校&就職について質問です。

私は今中3の女子で、私立の中学校に通っています。



絵を描くのがとても好きなので、(毎日かくぐらい)

デザイン科の公立高校へ行きたいと思っています。



偏差値は十分足りてるみたいなので、受験の質問ではなく

デザイン科へ入ったとして、(いけるなら美大へ入って、)

・就職先はあるのか、

・仕事の環境はちゃんとしているのか?

ということをお聞きしたいです。



私がPCで検索して調べたところ、給料がすごく安い、残業と徹夜が当たり前、

仕事環境が最悪、結婚は難しい、などということしか出てきませんでした。

・本当にそうなのでしょうか?

・デザイン系などに行かないほうが…いろいろと安定しているものなのでしょうか?



親は、私がやりたいのならいいよと言ってくれているんですが

学校の先生に話すと、すごく止められます。

高校には受験しなくても上がれる学校なので、高校を出てから美大に行けと言われます。



今通っている学校の高校に行く気はないのですが、

デザイン科の学校に本当に行ってもいいものか、とても迷っています。



もし入れた高校で、絵を描いている時間は楽しいでしょうが、

・その先が難しいのなら、絵は趣味に留めておいたほうがいいんでしょうか…。



不安で、どうしたらいいかわからなくなっています。

できれば、詳しいことを教えてください。お願いします。



(・が、ついているところがお聞きしたいことです。)

わかりにくい長文ですみません。







私は高校は芸術専門の高校へ通っていました。

就職についてですが、今は考えているだけ損かと思います。つかれちゃうしね。デザイン科で大学に入った人でもまったく違う仕事をしてる人が結構居たりします。因みに、仕事は無い訳ではありません。デザインにも分野が様々あります。あなたがどんなデザインをしたいかにもよりますが色んな道があるので焦らないで大丈夫ですよ。是非経験を詰んで頑張ってください。








まず僕は、高校普通科から美大(建築デザイン)へ進み、卒業後伝統工芸士(彫刻)に弟子入り、現在は独立し伝統彫刻とアクセサリー商品の彫刻を仕事としています。



将来、デザインの仕事がしたいようですが、まだはっきりと"職業"まで決まっているわけではないようですし高校でデザインを学ぶ必要はないと思います。

高校で中途半端に学んでしまって、その後美大で苦労する…ということも考えられますし

デザインをすると言っても(何をデザインするのかにもよりますが)絵が描ければ良い訳ではなく、たとえば立体構成や写真技術、

映像を創れたり言葉や音楽、もっと言えば心理学や人間工学、伝統技法なんかも知っておくとデザインに幅が広がったりしますよね?

高校では特に、専門的な技術や表現力を学ぶというよりも、幅を広げるための周辺知識(周辺ではなく、正反対でもいいと思います。たとえば伝統的な仕事をする上でアメリカ文化を学んでいたら…出来上がる作品もおもしろそうでしょ?極端な例えですが。)を学ぶほうが大切だと思います。



たとえば有名なファッションデザイナーは、高校大学でファッションデザインを学んだ人よりも、建築や彫刻を卒業した人のほうが、大きく羽ばたいている。とは、前記の予備校の先生(画家)からのアドバイスです。なるほどと思いました。



プロになってからは、それまで習得した自分のネタ(と僕は呼んでいますが、技術や発想)を切り売りしていくようなところがあります。学生時代に学んだ一般教養(美術・芸術だけでなく)が重要になってきていると、今になって思います。



あと、僕もそうでしたがやりたい仕事・職業は変わります。

その世界を垣間見て、嫌になったり逆にその隣の仕事に興味がでたり…





長くなってきたので質問にも答えますね。

美大の就職先ですが、僕の行ったところでは就職活動をしない生徒もたくさんいました。そういう人が普通の大学と比べると、集まっているからかもしれません。また、就職した人もその後、独立している人が大勢います。僕もその一人です。就職先がないことはありません。教授もある程度世話してくれますし、学生の間にプロとの人脈が出来たりもします。独立起業した先輩が後輩を雇うという図式も多く見られます。

が、大企業でない限り、仕事環境は悪いところが多いように思います。ほとんどの人は好きでやっていることで、絵を描くのに終わりがないように(いいモノを描こうと思えば、いくらでも時間がある限り描きますよね。)ギリギリまで、徹夜してまで、少しでも時間をかけて、という仕事が多いからだと思います。

また、僕の弟子入り(丁稚奉公)は特殊だとしても、平均的に給料も安かったり、泊り込みが続いたり(どこでもそうだとは言いませんよ)その環境が、不安定・結婚は難しいなどにつながるのではと思います。

結婚に関しては、独立企業したい人も多い(時間とお金がないがやりたいことはたくさんある)というのも理由でしょう。



僕の意見をまとめさせていただくと、高校は普通科に入り予備校でデッサンや粘土、スケッチやクロッキーといった基礎をひたすらやる、その中で、きっと"絵が好きな自分"から"○○な絵が好きな自分"が見つかると思います。

僕は中学時代"絵が得意"だと思っていましたが、予備校で白黒精密描写(デッサン)と立体把握(粘土や紙立体)が得意で、色彩が苦手なことをそこで初めて知りました。(だから彫刻なのです・笑)

デザイン科の高校でどんな授業があるのか分かりませんが、そこまで徹底した基礎授業があるのか…中途半端な基礎に実践的な技術を学んでも…先生と生徒の比率の問題(性格にあなたの才能を見抜いて導いてくれるかどうか)などからの理由です。



絵が好きで、デザインが好きで、それでプロになりたい。と思っているなら、その思いを忘れずに高校大学を過ごして下さい。

その思いがなければ、いかに力があってもプロにはなれません。



今は先の不安など考えず、描きたいモノを描きながら色んなものに興味を示して、アンテナを広げて、色んな世界を見て学んで下さい。

そこから将来面白いものが生まれてきますよ!



長々と、へたくそな文章ですみません。

僕も絵は得意なんですけどね…文字で伝えるって難しいですね。







他の回答者さんの言うように

高校は普通科へ進まれたらいかがですか?

普通科に進みつつ近くの美術予備校に通った方が

受験の時、学科でも点が取れますしむしろ有利になるのでは?

また、途中で進路を変えたくなるかもしれないのでなおさら普通科に進んでおいたほうがつぶしがききます。



さて、卒業後ですが

印刷会社、デザイン会社はなかなか労働環境が厳しいです。

残業が多いのに給料は安い。

あまりおすすめできません。

穴場は各種メーカーのパッケージ担当部門です。

たいていの会社にはその商品のためのパッケージデザイン部門、

カタログデザイン部門がありますからそこをねらうといいと思います。

私はパッケージデザインをしていました。

たまにキャラクターデザインを頼まれたりと

趣味と仕事が一致していました。

ちなみに高校は普通科でした。







まず、基本的な情報としてある程度上位のレベルの美大卒ならデザイン関係の就職はあります。

ただ、就職難と言われる今日でデザイン関係も例外ではありません。

他の業種と同じで楽な就職は無いと考えていた方がよいでしょう。あなたの能力や社会に出るときの状況によると思います。



仕事の環境はまちまちです。ある程度のしっかりした会社なら諸々の保証制度や保険などもしっかりしている所もあるでしょうけれど、規模の小さな会社になればなるほど、社員の待遇などは悪くなります。

どこの会社もデザインというのは期限がありクライアント(場合によっては社内)の要望があるので、定時に来て定時に帰るという仕事ではありません。

残業や持帰りの仕事も当たり前です。健康で体力があることそれから判断力も才能の一つです。

公務員的な安定を求めるならデザイン関係の仕事は向かないでしょう。



さて、良い就職を前提にした進学の話ですが、高校のデザイン科に行く事はほとんど意味がありません。

高校デザイン科から美大を狙うのでしたら、普通科で美大予備校に通って有名美大を狙う方がいろんな意味で良いと思います。

無駄に思えるかも知れませんが、高校でやるデザインのレベルは社会で通用するものではなく、入門程度の事を3年もかけてやり受験対策とはほ違いが大きいと思います。



高校デザイン科から美大に行く人も極わずかですがいる事はいますが、上位校を狙う人は美術予備校に行っています。

大学で新たに学び直す事を思えば、高校1年から美術予備校でデッサンや平面構成など対策をしっかりと行って上位の美大を狙った方がはるかに効率が良いと思います。

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