大学で教授が自分にありがとうと...。なぜだと思いますか?
ある科目のテストを受けました。100点中2点でした。次にテストを受けたら90点でした。このテストが始まる前に、教授が自分のとこに近づいてきて、今日は点数とれるのか?と笑いながら聞いてきました。自分は親指を立てて『オッケーっすよ!』って笑いながら答えました。じゃぁ教授が、お前に大切なこと教えてもらった。ありがとう。と言ってきました。その、教授は誰もが話しかけたくないというか、誰に対しても冷たい人だったので、しょーじき驚きです。その日から、人が変わったっていうか、なんていうか。大切なことって何だかわかりますか?自分は何もした覚えがないです。わかりません。でも、ありがとうって言ってきたんです。何がですか?と聞いても答えません。意味不明な質問でごめんなさい。
昔、デザイン学校に通っていた頃、寡黙なおじいさんのデッサン・静物画の先生がいました。
その先生は生徒の描いた作品を見て一枚一枚評価していくのですが、
明らかに手を抜いた作品や工夫の跡が見えないものには「ダメ!」と言うだけで評価さえしてくれませんでした。
逆に、しっかりと努力の跡の見えるものや、個性豊かなもの斬新な工夫が見られるものには
「ありがとう」と丁寧なお礼を言うのでした。
ある日、そのありがとうの意味を聞いたところ先生は、
「たまたま先生と生徒という立場で共に時を過ごしていますが、一枚の画用紙を前にすれば皆さんと私は対等です」
「私は仕事として、知っていること持っている技術を皆さんに教えていますが、対等の絵描きという立場から見れば、
あなたたちが持っていて私が持っていない感性や可能性を教えてもらうことがたくさんあります」
「私は本当は安い給料で先生の仕事をするよりも、自分の部屋で自分の絵を描いている方がいいのですが、
こうやって時々教えてもらうことが何よりも私自身の刺激になるのです。だから、ありがとうなんです」
というようなことを言っていました。
うまく質問への回答にはなっていないかもしれませんが、
教授も片側通行で知識を伝える間柄だけでは得られない、そして教授が忘れかけていた
あなたの明るい感性みたいなものを感じ取ったのかもしれませんね。
推測でしかありませんが、冷徹にテストの数字で人間を判断してきたことの誤りを感じたのかもしれません。
きっと教授にとってもあなたにとっても、思い出に残る分岐点の一瞬だったのだろうと思います。
その「ありがとう」の5文字を大切にしてください。
テストで2点を取ったにもかかわらず次のテストを受けに来て
尚且つ明るく振舞ったからではないですか?
それとも教授がなにか哲学的意味を見出したのかも。
本当に教授ってのは、何をかんがえてんのかわからんし、こまるよねえ、
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